五十嵐 智美
IGARASHI
TOMOMI

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11月議会質問内容  (2009年)


はじめに、高齢者福祉・介護について二項目にわたり質問いたします。
 一項目目は認知症対策の現状と今後の課題についてです。
 認知症患者は全国に170万人いるとされ、およそ25年後には約445万人まで増えるという推計があります。先日、市民ネットワークでは認知症の人と家族の会の植松多恵子さんを講師に「知っておきたい認知症」の講演会を行いました。認知症は加齢や病気が原因となり、誰もがかかる可能性がある脳の病気で、生活習慣を変えることによって発症や進行を遅らせることができます。そのためにも早期受診、早期診断、早期治療が大切になります。また、本人だけではなく介護家族への支援、地域の人への認知症の正しい理解を進める活動が必要とのことでした。参加者のアンケートでは困っていることとして、「どのように進行していくのか不安。お金を獲られたと妄想的なことを言い出したり、不規則な生活になること」、手助けとして「在宅介護の支援の充実、家族が相談できるところが欲しい」などの答えがありました。

 そこで認知症対策について5点質問をします。
 1点目、10月現在、市内の65歳以上の人口は37,707人、高齢化率は21%となり、認知症への対応が急務です。先日、地域包括支援センターでお話を聞いたところ、相談の中で認知症が二番目ぐらいに多いとのことでした。家族が認知症になったことを近所の方に知られたくないという場合があり、かなり進んだ状態で相談に来るケースもあって、中でも、男性介護者にこの傾向が見られるそうです。一方、独居の高齢者が認知症になった場合は本人からの申し出もないため早期に対処することができず対応が難しくなる事例もあります。このような認知症の方への対応についてどのように行っているのか、お聞きします。
 2点目、認知症は家族が気にとめていることで、進行を遅らせることができるとも言われていますが、認知症を早期に発見するのは、実際にケアをしているヘルパーやケアマネージャーが多いと聞きます。また、高齢者の相談窓口として地域包括支援センターがありますが、今後、センターの認知度が高まれば相談は増えていくと予想されます。認知症に対して各機関と連携をするため、市に認知症の担当を置き、対応する必要があると考えます。地域包括支援センターなどとの連携の現状、及び今後の取り組みについてお聞きします。
 3点目、医療との連携についてです。千葉県が県医師会と連携して認知症サポート医養成研修や、かかりつけ医認知症対応力向上研修を行っています。市内の医師2人がかかりつけ医の研修を修了していますが、さらに研修を受けた医師が増えていくことが重要です。これからの進め方についてお聞きします。
 4点目、認知症サポーター養成講座は地域の方が認知症を正しく理解し、認知症の方や介護家族が地域で穏やかに暮らしていくための取り組みです。佐倉市では1763人のサポーターが養成されています。室蘭市には養成後の活動として希望者にはサポーター支援の登録制度があります。登録者は認知症高齢者の散歩のときに声をかけたり、カーテンの開け閉めの見守りをするそうです。このような制度を佐倉市に導入することについてどのように考えますか、お聞きします。
 5点目、認知症地域支援体制構築モデル事業についてです。この事業は認知症の方や家族を支えるために地域の資源をネットワーク化し、有効な支援体制を作るというものです。千葉県の委託事業で、地域づくりを香取市、医療との連携を袖ヶ浦市がそれぞれのテーマに沿って行っています。先日、県がモデル事業を行う市町村を募集していると聞き、佐倉市で実施してはと提案しました。そうしたところ一昨日、佐倉市がこの事業を行う決定をしたとの市長の答弁があり、認知症対策への積極的な取り組みが行われることを大変に期待したいと思います。そこで、この事業をどのような方針で実施していくのか、あわせて、今後の認知症対策への取り組みについてもお聞きします。

二項目目は、地域で生活するための支援について2点質問します。
 1点目、厚生労働省の調査では08年度の高齢者虐待が14,949件あり、前年より1割強の増加で、9割近くが同居世帯で起きているとのことです。介護を社会で支えるとして介護保険制度が始まって10年たちました。介護保険サービスは介護のすべてを賄えなえるというものではありませが、3年ごとの見直しで給付費の抑制が図られたこともあり、老老介護や独身の子どもが介護をする家族介護者への負担が増しています。家族介護の方から「もし私が病気になったらどうしたらいいのだろう」という悲痛な声を聞きます。市は「介護者のつどい」などを各地域包括センターで実施していますが、介護者の実状をどのように把握し、対応しているのか、お聞きします。
家族介護への支援の事例として、神奈川県秦野市の介護者をサポートする家族介護支援事業があります。この事業は07年から開始され、ケアマネージャーを通して介護者へのアンケート調査を行ったところ、介護者の半数がうつ状態であることがわかりました。アンケート結果によって市から看護師、社会福祉士、保健師などの専門職による電話や訪問の相談を実施し、その後も継続的に支援をしているとのことです。このような介護する家族のケアが必要ですが、秦野市のような相談事業の実施についてのお考えをお聞きします。
 2点目、地域密着型サービスの事業者募集が行われています。住みなれた地域で暮らして続けるために第3期計画で施設整備を行っていましたが、計画通りに進まず第4期まで持ち越しとなっています。その原因として職員が確保できないなどの問題がありました。現在、1か所整備されている小規模多機能居宅介護施設は、通所・訪問・泊まりを同じスタッフが対応することから、利用者にとって使いやすいサービスですが、利用者がなかなか増えないと聞きました。施設整備を進める上で、より利用しやすい地域密着型サービスにするため、すでに開設している施設の現状を把握し、今後の運営に生かす必要があると考えますが、これからの進め方についてお聞きします。



次に、温暖化防止対策についてです。
 9月の国連気候変動サミットで日本の温室効果ガスの中期削減目標について「1990年比で2020年までに25%削減を目指す」とされ、今後、温暖化対策の一層の進展が求められています。国内において温暖化の原因とされる温室効果ガスの中では、主にエネルギー利用の際に排出される二酸化炭素の割合が高く、全体の9割を超えています。このためエネルギー消費を抑えて二酸化炭素の排出する量を減らすことが必要です。これまで国のエネルギー政策は原子力発電を「温暖化対策の切り札」としてきました。しかし、原子力発電では原子炉で燃やすウランから死の灰ができ、死の灰の毒性は何万年たっても消えず、人類は責任を持って保管し続けなければなりません。また、原子燃料サイクルのためとして六ヶ所再処理工場が建設されていますが、度重なる不具合や事故で本格稼働の延期を繰り返しています。工場が稼働すると廃棄物とはみなされない放射能が大気や海へと垂れ流されてしまいます。このように原子力発電は安全上も技術的にも問題があり、そして将来世代にも負の遺産を負わすものです。
 先月、総務常任委員会では中越沖地震で被災し、復旧・点検工事中の柏崎・刈羽原発を視察しました。施設の安全性について説明を受け、それぞれの見学場所を見るたびに、どれだけ安全かという話を聞きました。繰り返される「安全」という言葉が原発の危険性の大きさを表していることを強く実感する視察でした。何よりエネルギーの無駄をなくしていくこと。そして原発ではないエネルギーの選択をしていくことが大事だと思います。

はじめに佐倉市の地球温暖化対策地域推進計画の進捗について4点質問をします。
 1点目、この計画は2008年度から始まり、温室効果ガスの排出量をできる限り抑制するために、市の地域特性を踏まえ市民・事業者・市との協働により推進するとしています。先月25日には市がまず取り組む事業としているエコドライブ講習会が開催され、私も参加しました。エコドライブ千葉の会の方の講演と映像で進められ、運転の具体的な方法がわかる内容でしたが、会場が市役所のため職員が参加しやすい半面、市民の参加は少数でした。11月はエコドライブ推進月間ということで、エコライフ推進員による街頭での市民への呼び掛けも行われたそうです。これまで小学生を対象にした環境教育などが実施されています。市民の省エネを進めるために行ってきた施策と市民の参加状況はどのようになっているのでしょうか。また、今後の取り組みについてもお聞きします。
 2点目、市自体の取り組みとして、市役所の本庁舎はISOに準じたシステムを導入しているとのことですが、その他のミレセンなど市の管理する施設での省エネ対策や職員の意識づけへの取り組みはどのように行っているのでしょうか。また、全庁的な評価方法について、お聞きします。
 3点目、事業者への取り組みとして、流山市では事業者に環境配慮チェックシートによる事業所の省エネ診断やノーマイカー運動への協力を依頼しているとのことです。佐倉市内の事業所への取り組みについてお聞きします。
 4点目、計画の進捗管理についてです。計画の温室効果ガス削減目標として「中間目標年度の2012年度までに、市内世帯の60%以上がエコライフ行動の認識・実践されるまちをつくり、2005年度の排出量を超えないようにします」と掲げています。進捗管理は庁内に地球温暖化防止対策検討会議を置き、実施・推進を管理していくとなっています。市民にも達成状況が具体的に分かる形で公表していくことが必要と考えますが、ご見解をお聞きします。

二項目目は太陽光発電など自然エネルギーの活用についてお聞きします。
 自然エネルギーの家庭での取り組みには太陽光や太陽熱の利用があります。
国は昨年度から太陽光発電への補助を始めましたが、県内でも独自に補助を行っている自治体もあります。また、太陽光発電だけではなく太陽熱を利用した暖房・給湯や都市ガスやLPガスで発電し、その時に出る排熱を利用して給湯・暖房をする天然ガスコージェネへの助成などを柏市、流山市、浦安市が行っています。中でも、お風呂や台所の給湯は家庭で消費されるエネルギーの30%を占め、冷暖房は25%といわれていて、給湯は冷暖房以上に省エネが必要といえます。この省エネ型の給湯機器への補助をユニークな形で行っているのが静岡県富士市です。
 富士市の高効率給湯器設置費補助金制度は昨年度から始まり、補助額は2万5千円です。補助額は大きくありませんが市民の関心は高く、予算を上回る応募が殺到し、10月に追加募集を行っています。この制度は市内の店舗で働き、講習を修了した人が「省エネ相談員」となって、市民に制度の手続き方法や省エネの情報を伝えています。登録制になっていて現在580人に上るとのことです。その他、機器の無料保証期間の延長や金利の優遇など市、事業者、金融機関が連携して進めているそうです。国では11月から太陽光発電の電気を買い取る「新たな買取制度」も始まりました。富士市のような取り組みも含めて、佐倉市も自然エネルギーへの補助制度について取り組むべきと思いますが、どのように考えますか、お聞きします。



最後に、雇用支援と住宅政策について二項目の質問をします。
一項目目は、経済危機以降の雇用対策への取り組みについてです。
昨年から続く雇用の悪化に対して、雇用創出として国の補正予算で緊急雇用創出事業交付金4500億円、ふるさと雇用再生特別交付金2500億円が実施され、各自治体で取り組まれています。両事業とも失業者を雇い入れることにより地域雇用を創出するとしているものです。市もこれらの事業を実施しています。そこで市内の雇用状況について3点お聞きします。

 1点目、緊急雇用創出事業ですが、雇用期間は6か月未満で次の雇用へのつなぎの就業にふさわしいものとしています。市民の森樹木伐採、文化財収蔵資料整理、法定外財産台帳作成などの事業で行われていますが、期間が終了後の雇用はどのようになっているのでしょうか。また、ふるさと雇用再生基金事業は地域内でニーズがあり、その後の雇用の継続が見込まれるものとしています。障害者の相談支援委託事業、幼稚園への教諭派遣事業が行われています。期間は3年間限定としており、その後の事業継続を含めた雇用について検討する必要がありますが、今後の進め方についてお聞きします。合わせて両事業の現状をお答えください。

 2点目、若者への就職支援としてジョブカフェ千葉が今年度は3回行われ、若者が地元企業と話す場を作るなどの取り組みが行われたとのことです。また、仕事とキャリアの相談サービスも実施していますが、どのくらいの利用者がありましたか、また、就職につながる支援となっているのでしょうか。

 3点目、介護未経験者研修支援助成金250万円は、失業などで仕事をなくした方が新たに介護職員になるための研修を受ける費用を市独自で助成をするとして実施されているものです。介護従事者を確保することは重要な課題ですが、これまで介護に従事していた人を介護現場に復職するような政策が必要との意見も出されています。そのような中、国の介護未経験者確保等助成金の事業に合わせて取り組んでいるこの事業の現状についてお聞きします。



 
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プロフィール

1953年 江東区深川生まれ
1972年 都立深川高校卒業
1977年 日本大学法学部卒業 佐々木ガラス(株)入社
1980年〜
夫の転勤により 札幌
座間(生活クラブ消費委員)
四街道(生活クラブ支部委員長)
熊本(グリーンコープせっけん委員)
松山(PTA役員)
1998年〜
佐倉市西志津在住 元佐倉市男女共同参画推進協議会委員
2007年佐倉市議初当選


家 族
夫、息子、母

経済環境常任委員会


選挙時2007年
「私の主張」
政治は暮らしの一部です。市政を議会を身近なものに!

 私は市民活動を通して生活すべてが政治につながることを強く感じ、ネット活動に参加してきました。今、介護・年金・医療・税金など、私たちの生活に直接かかわることが次々変えられ、大きな負担となっています。これからどうなるのか不安でいっぱいです。国の法律によってほとんど決まってしまいますが、政策を決めるのは政治の場です。生活者や当事者の思いを地域から発信することで変えていきたいと思います。
  何より身近な市議会で、暮らしやすいまちづくりに向けて発言するために、挑戦します。

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