プルサーマル発電の中止とエネルギー政策の見直しを求める意見書

 

プルサーマル発電の中止とエネルギー政策の見直しを求める意見書

 九州電力は11月9日、国内初の「プルサーマル発電」の試運転を限界原発3号機で開始し、13日に出力100%に達したと報道されている。今後伊方(四国電力)、浜岡(中部電力)、高浜(関西電力)と同様の試運転が計画されている。
 ウラン燃料とともに プルトニウム混入の MOX 燃料を使用する「プルサーマル発電」は、発熱量の差、制御棒の効果の低減、ボイド係数の絶対値の増大等、原子炉の安全余裕を著しく損なうものであることは電力会社も認めるところである。地震多発の現在、事故時の危険性は確実に増大する。
 さらに、使用済み MOX 燃料の再処理等の取り扱いについても、現在の時点で明確となっていない。当初2010年ごろから検討を開始するとされていたが、繰り返される六ヶ所再処理工場の本格運転延期により、処理方策の検討は延期されたままである。使用済みMOX 燃料は放射能の減衰が通常のウラン燃料よりも遅く、取り扱いはさらに困難となる。
世界的にも「高速増殖炉」も実用化の展望がまったく見えず、アメリカ合衆国では新政権下で「再処理中止」を明確に示している。このような中、「核燃料サイクル」に固執するわが国の原子力政策は、根本的な見直しを迫られているのである。
 核兵器への転用も容易なプルトニウムを生産しつづける再処理を前提とする「核燃料サイクル」を見直し、プルサーマル発電のこれ以上の拡大を中止すること、安全で持続可能なエネルギー政策への根本的な転換を強く求めるものである。

(上)、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。

平成21年12月21日

佐倉市議会    

内閣総理大臣
経済産業大臣  
環境大臣
文部科学大臣    宛

 

以 上

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