開かれた教科書採択を求める要望書

 

2010年6月15日

佐倉市教育委員会
 委員長 関山 邦広 様
 教育長 葛西 広子 様

さくら・市民ネットワーク
佐倉市王子台3-5-13
пF043-462-0618
共同代表 服部かをる
                                 道端そのえ

開かれた教科書採択を求める要望書

 日頃より当市の教育活動にご尽力いただき、感謝申し上げます。
 今年は小学校教科書採択の年であり、印旛郡市採択地区協議会において5月から会議が開かれ、その後の調査を経て来月9日には採択案が示されると伺っております。
 昨年の中学校教科書採択において、横浜市教育委員会が市内18区中8区で自由社版歴史教科書を採択したことは教育界に大きな波紋を投げかけました。横浜市教育委員会は、教科書取扱審議会が採択候補教科書として挙げた答申内容を無視し、歴史教科書のみ今田委員長の提案で「無記名投票」による採決を行った結果です。これに先立って「新しい歴史教科書をつくる会」同調団体は神奈川県内のほとんどの教育委員会に対し、次のような請願を提出していました。主な内容は、「教育基本法・学習指導要領に基づいて選定すること」「教育委員個人の判断で選定すること」「無記名投票で採択を決定すること」「政令市は採択地区統合(1地区化)すること」です。横浜市教育委員会は、上記請願内容を2009年度採択でほとんど受け入れ、今年度の小学校教科書採択は1地区で行われることになりました。このような不当な圧力によって、現場教員の意見が無視・排除され、不透明な手続きの中で無責任に教科書選定をすることがあってはならないと考えます。
 子どもたちが使用する教科書は、豊かな学びを保障するために子どもの実態や地域の実情を反映したものであることが必要です。そのためには、日々子どもたちに向き合っている学校・教職員の意見を尊重した教科書を選ぶことが重要です。また、選定過程の透明性を担保する上で会議の公開は原則であり、神奈川や東京の教育委員会では会議の全面公開が行われています。千葉県では県教育委員会の指導により、8月31日までは情報を非公開としていますが、法的根拠はありません。
 
以上のことから、貴教育委員会において、教科書選定が適正かつ公平に採択されるよう下記の点を要望します。

【要望内容】

  • 教科書選定にあたっては、ILO・ユネスコの教員の地位に関する勧告事項
    「教員は教科書の選択について不可欠の役割を与えられるべきである」に基づき、教科書調査研究結果の意見を尊重すること。
  • 7月佐倉市教育委員会会議において、教科書選定にかかわる審議・決定について「非公開」とすることなく、「全面公開」とすること。
  • 教科書展示会の開催について、広く市民に周知するとともに保護者に対する情報提供を積極的に行うこと。
  • 来年度の中学校教科書選定に向けて、@千葉県教科書選定審議会及び採択地区協議会の公開、A教科書展示会の改善(展示会場を増やし身近な公共施設で行うこと、休日も閲覧できるようにすること)を求める市民意見を当該会議に伝え、検討すること。
     
     以上について、要望いたします。

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