第107号
2013年5月1日発行
 ◇ Contents    
このままいったら、私たちの暮らしはどうなる? --- 安倍政権独走? ---  
子宮頸がんワクチン接種 --- やっぱり危険 --- 市議 伊藤とし子
こんなに怖い「秘密保全法」   市議 大野ひろみ
雑芥類を出すのに困っていませんか? --- 議会質問 --- 市議 五十嵐ともみ
神田香織「チェルノブイリの祈り」 --- 立体講談 --- 市議 伊藤とし子
不登校の子どもたちの居場所がなくなる?! --- 県議会報告 --- 県議 入江あき子
人口減でますます水余り --- ストップ!無駄なダムへの血税投入 --- 県議 入江あき子
これだけは知っておきたい!避難所運営 --- 避難所プロジェクト ---  


 このままいったら、私たちの暮らしはどうなる?

「なくそう!子どもの貧困全国ネットワーク」の山野良一さんと
生活者の視点から「脱原発」「平和憲法を守ろう!」

安倍政権独走?

 安倍政権はデフレ脱却のために、金融政策によって2年以内に物価上昇率2%を実現させると公言。しかし物価が上がれば、私たちの暮らしはますます苦しくなります。
 また、原発は推進路線に転換。憲法改訂に向けても着々と歩を進めています。このままいくと、大変な予感が…。


3本の矢は的はずれ?

  安倍首相は、アベノミクスとして「財政出動」「金融緩和」「成長戦略」の3本の矢を用意。
今年1月から来年の3月までの公共土木事業費7・7兆円が予算計上されました。建設ラッシュで景気浮上を目論んでいます。財政出動
 佐倉市でも2月、突如11億円もの追加補正が来ましたが、土木関連事業に限られているため、福祉には1円も計上されていません。まさに、「人からコンクリートへ」という安倍政権の本質を表わしています。
 しかも、財源のほとんどが国債(借金)で、我が国の借金総額はついに1000兆円を突破。将来世代に重いツケを背負わせることに…。金融緩和
大胆な金融緩和の方針を発表しただけで市場は反応。すでに円安・株価上昇が起きています。しかし、円安は輸入原料の高騰を招き、ガソリンや食品、電気料金が高くなります。株で儲けるのは一部の投機家だけ。大半の国民は生活が苦しくなります。


 しかも、図のように、民間労働者の年収は一貫して下がり続けています。企業は利益が増えても内部に貯め込み、従業員には一時金(賞与)は与えても、賃金は上げないからです。成長戦略
まだ具体的な戦略は打ち出されていません。










































アベノミクスはアベコベミクス

  良いインフレとは、「まず景気が良くなり所得が上がる→購買力アップ→物価が上がる」ですが、今回安倍首相がやっているのは「物価が上がるぞと脅す→駆け込み消費が増える→物価が上がる」なのです。駆け込み消費は一部の富裕層だけ。所得が上がらないのに、物価だけが上がるのは最悪のインフレです。

本当に景気回復を目指すなら、何よりも賃金アップと雇用の安定が優先されるべきです。アベ理論はアベコベ理論なのです。

危険です!原発推進

 安倍首相は施政方針演説で、「安全が確認された原発は再稼動する」と明言。しかし、福島原発事故の原因究明をなおざりにしたまま作られる規制基準など信頼に足りません。また、たまる一方の放射性廃棄物の処理問題を完全無視。「トイレのないマンション」を作り続けるつもりでしょうか。
 原子力規制委員会が大飯原発について活断層の存在を指摘しているにもかかわらず、稼動をストップさせるかどうかの判断を夏以降に延ばしているのも、ともかく参議院選挙で大勝して、あとは好き勝手にやるぞ、という魂胆が透けて見えます。

憲法改悪、軍事国家へ

 憲法改訂こそが、安倍首相の悲願です。自民党の憲法草案では、9条から「戦力を保持しない」が削られ「自衛軍」を明記。「戦争のできる国」へと大変身です。
 また、そもそも憲法は国家権力の暴走を防ぐため国家に規制を掛ける役目がありますが、自民党案では、「国民を縛る」内容にすり替えられています。表現の自由にも規制をかけ、集会・デモ・政府批判がしにくい内容になっています。
 現在、憲法改訂がしやすいよう、現行の「各議院の総議員の3分の2以上の賛成」を「2分の1以上」に変え、ハードルを低くしようと、維新の会、みんなの党などと連携しています。
     ◆  ◆
 期待感だけを演出する経済政策で、安倍政権は順風満帆の様子。でも、このまま参議院選挙で大勝を許してしまえば、富裕層だけが優遇され、原発は再稼働どころか新設もあり、憲法改悪で軍事国家への道を歩むことになります。TPPや沖縄問題など、アメリカ追随も目立ちます。
 選挙で安倍政権にNO!をつきつけましょう。

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やっぱり危険

子宮頚がんワクチン接種

市議 伊藤とし子

市議 伊藤とし子

   現在350万人近い女性(主に中学生)が子宮頸がんワクチン接種をしていますが、深刻な被害が後を絶ちません。さらに4月から定期接種になったため、被害者の増加が懸念されます。3月には「被害者連絡会」が立ち上がり、社会問題になりつつあります。


重い副作用続々と

  杉並区の14歳の女子中学生は、2度目の接種直後から腕にしびれが起き、全身に激痛が走り、歩行困難に襲われ入院しました。1年半経った現在、退院はしたものの計算ができない学習障害が現れ、治療方法もなく苦しんでいます。「免疫システムに異常をきたしている患者が多い」と医師が指摘しています。
 厚労省によると、昨年末までで副反応1926人が報告され、重篤なケースは死亡一人を含む101人。心臓の一時停止、脳の後遺症が懸念されるケースもあります。しかし、ワクチン接種数カ月後に症状が出ることもあり、因果関係が認められにくく、表に現れない被害はもっとあるはずです。佐倉市でも、過去2年間で接種後安静にしなければならない例が5人も出ました。

ワクチン打っても効果なし

  子宮頸がんの原因と言われているHPVウィルスは性交渉によって80%の人が一度は感染するありふれたもので、ほとんどが自己免疫で自然消滅します。
 ワクチンは15種類のウィルスのうち2種類にしか効果がなく、その2種類に感染しているのは日本人女性のわずか1%弱。有効期間は6〜7年と短く、中学生にワクチン接種しても、20歳過ぎれば効果はありません。






















ワクチン接種は誰のため?

  子宮頸がんやヒブ、小児用肺炎球菌ワクチンはすべて高価な外国製ワクチンです。 
 2009年の新型インフルエンザ騒動に乗じて輸入・承認が簡素化され、国内の厳しい臨床試験を経ていません。佐倉市でも2011年から公費助成が始まり、子宮頸がんワクチンの今年度の予算は7280万円です。市はこれだけのお金をかけて危険なワクチン接種をするよりも、安全で有効な対策を取るべきです。

HPV検査の導入を

  早期発見につながる子宮がん検診の20〜30代の受診率は24%弱と依然低く、検診をもっとアピールするべきです。また、郵送でできるHPV自己検査キットを導入し、婦人科での検診と組み合わせれば、100%前がん状態で把握でき、完治が可能です。陰性ならば次は2年後の検査でOKです。
 ワクチン接種は強制ではありません。打つ、打たないは本人の自由であることを市は公表すべきです。

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ドイツ・デンマーク再生可能エネルギー視察報告
花見川ネットで「ドイツ・デンマーク再生可能エネルギー視察報告」 4/11


こんなに怖い「秘密保全法」

市議 大野ひろみ

市議 大野ひろみ  




  戦前、人々を苦しめた「治安維持法」の焼き直しと言われる「秘密保全法案」。2010年の中国漁船衝突映像流出事件を機に浮上してきましたが、安倍首相は、参議院選挙後一気に成立させようと狙っています。


秘密保全法って何?

  これまで有識者会議で着々と協議されてきたにもかかわらず、法案の内容は明らかにされず、議事録も作成されていません。この法案自体が「秘密」なのです。
想定される内容は、

  1. 国の存立にとって重要な情報を行政機関が「特別秘密」に指定する。
  2. 秘密を扱う人、その周辺の人々を政府が調査・管理する「適性評価制度」を導入する。
  3. 「特別秘密」を漏らした人、それを知ろうとした人は厳しく処罰される。

何でも秘密にできる

 この法案の恐ろしいところは、何を秘密にするかを決めるのが政府だという点です。原発の安全性や放射能被ばく問題、TPP、沖縄問題など、国の都合の悪いことはすべて「特別秘密」にされてしまう恐れがあります。


























厳しい処罰と情報統制

 処罰の対象は、秘密を漏洩した公務員だけに留まりません。特別秘密であることを知らずに調査・取材をした民間人も「秘密を漏らすよう働きかけた」とみなされ、懲役10年以下という厳しい罰則が待っています。情報統制が進み、言論の自由も脅かされます。

きな臭いセットメニュー

 安倍首相は秘密保全法とセットで、「国家安全保障会議」の創設を目指していますが、この会議の目的は、自衛隊の海外派兵をトップダウンで迅速に進めることだと言われています。いわば、軍事司令塔のようなものです。これに秘密保全法が合体すれば、国民には何も知らされないまま、首相の一存で自衛隊が海外派兵され、反対する人たちが徹底的に弾圧される事態になります。

戦争はいやだ!平和がいい

 平和を訴える人々を押さえつけ、平和外交をないがしろにし、平和憲法を放棄する政府は御免です。そんな事態にならないよう、私たちは秘密保全法案に対し、様々な手法でレッドカードを突きつけて行きます。情報は市民ネットワークのホームページやブログでお知らせします。ぜひごご覧ください。

脱原発をめざす首長会議主催のシンポジウム
脱原発をめざす首長会議主催のシンポジウム に参加 4/14(伊勢市)
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議会質問

雑芥類を出すのに困っていませんか?

市議 五十嵐ともみ

市議 五十嵐ともみ  

  「雑芥類はどんなもの? 出すのに料金をなぜ取るの? 面倒なので埋め立てごみに出している」という声をよく聞きます。皆さんは雑芥類をどんなふうに出していますか。


雑芥類って?

  雑芥類とは、粗大ごみとして個別に料金を決めていない家電製品や機械器具で、目覚まし時計、ヘアドライヤー、フライパン、針金、傘、針金ハンガーなどの金属を含んだ資源ごみ。大きさは20リットルのポリタンク以下のものです。
 雑芥類は2001年、粗大ごみを有料化した時に、分別収集が始まりました。金属のリサイクルを進めるためと最終処分場の延命を図るために、戸別・有料回収にしたのです。

戸別・有料回収になって・・・

 今の分別回収になって12年が経過していますが、埋立てごみに雑芥類を入れる市民が後を絶ちません。ここ数年の「埋立てごみ組成一覧」を見ると、本来の埋立てごみは30〜40%しかなく、その他は雑芥類と燃やせるごみです。最終処分場のごみが増えるため、5年前から酒々井リサイクルセンターで、埋立てごみから手選別で金属類を取り除いています。
 市民に雑芥類回収の本来の目的がまだまだ浸透していないといえますが、これは雑芥類を出すのに、1枚330円の袋を買って、いちいち業者を呼ばないといけないなど、市民にとって面倒な方法が大きな要因ではないでしょうか。
































うーん、出し方がわからない!
うーん、出し方がわからない!

ステーション回収に!

  市民ネットワークは雑芥類の回収が始まった当初から、戸別・有料回収ではなく、ビン・カンなどの資源回収と同じように、出しやすいステーション回収にするよう提案してきました。今議会で、再度提案しましたが、市は相変わらず何の検討もしていません。
 また、なぜステーション回収ができないのかと質問すると、一緒にごみ処理をしている酒々井町がステーション回収をしていないからと回答。
 しかし、実際は酒々井町も佐倉市も、お互い独自の方法でごみ収集をしています。雑芥類の収集も佐倉市独自でできるはずなのに、市はあいまいな答弁を繰り返すばかりでした。問題の多い現在の回収方法ではなく、市民が出しやすく、人件費がかからず、最終処分場も長持ちするステーション回収への変更を早急に行うべきです。引き続き主張していきます。

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立体講談

 

神田 香織
「チェルノブイリの祈り」

3/15 佐倉市民音楽ホールにて開催しました

神田香織さん
熱演の神田香織さん


  神田香織さんの講談は、チェルノブイリ原発事故で起きた放射能被ばくの恐ろしさを、若い消防士夫婦の実話を通して、訴えかけてきました。改めて話芸の素晴らしさと、講談の持つ力を堪能しました。
 講談に先立ち、神田さんは福島の現状について「放射能は臭いも色も味もない。何も分からない。だから『大丈夫だ』とか『帰ってこい』とかごまかすんですね、政府は。でも子育て中の人は怖くて帰れないし、仮設住宅の人たちも大変な暮らしをしていて、そんな中で被災者同士が分断されています」と訴えました。
 高校演劇部をはじめ若い人たちの参加もあり「衝撃的です。知らないことが多すぎます。この気持ちを誰かに伝えたい」など多くの感想をいただきました。
 10万円ほど黒字が出ましたので5万円ずつ、神田香織さんの「NPOふくしま支援・人と文化ネットワーク」と、DAYS JAPAN編集長広河隆一さんの福島の子どもたちの保養所活動「沖縄・球美の里」に寄付しました。

市議 伊藤とし子  

沖縄・球美の里で保養する子どもたち
沖縄・球美の里で保養する子どもたち



県議会報告

不登校の子どもたちの居場所がなくなる?!

県議 入江あき子

県議 入江あき子  

千葉県子どもと親のサポートセンターには、いじめ等がきっかけで不登校になった子どもたちの居場所「サポルーム」「サポ☆広場」があります。11年前から不登校経験者の若者やその親たちが嘱託職員として企画運営にあたり、昨年度は500人が継続的に利用していました。子どもや親たちの悩みや痛みに寄り添い、問題解決につなげる当事者目線での先進的な取り組みは、全国的にも注目されていました。


誰のための事業?

   ところが昨年末、県は「不登校経験者の登用を3月末で打ち切る」と一方的に通告しました。利用者はもちろん、全国の不登校関係者にも動揺が広がり、「これまでの実績を無にするのか」「教職員や元校長、県庁職員だけでは子どもたちの心のケアはできない」といった声が続出。その後の存続を求める署名活動では、わずか3週間で3千筆以上が集まり、知事に提出されました。

200万円でも必要な予算

  県教育庁は今回の打ちきりの理由を次のように説明していますが、全く納得がいきません。
・発達障がいの子どもが不登校となるケースが多く深刻化しているので、臨床心理士など専門家中心の体制にする。
→ところが、専門家の増員予定はなし。
・市町村や民間による不登校の居場所が増えてきたため、県の役割は終えた。
→ところが実態調査も行われず、あくまでも推測。
 本当の理由は、第一に経費削減、第二に従来の「不登校対策」への逆戻りと考えられます。今年度予算編成では、前年度事業費ベースで一律10%カットという方針が出されており、嘱託職員4名分200万円カットという切りやすいところに手を付けたのではないか。また、物理的な「学校復帰」を優先するあまり、子どもたちの気持ちを大切にする不登校経験者の排除が行われたのではないかと思われます。






















「請願」は継続審査に

  3月15日、「サポ☆広場」を訪れ、たくさんの子どもたちが安心した表情で自由に活動している様子や、十数名の親たちが語り合っている姿を目にしました。
 2月県議会では、「不登校経験者登用による現体制の維持を求める」請願が出されましたが、賛否保留の「継続」となり、6月議会で再度審議されることになっています。存続を求める多くの声が反映されるよう、予算復活に向けて取り組んでいきます。

ネットギャラリー4月開催
『光と風と大地の中で外遊びの子どもたち』
写真展の前で


人口減でますます水余り

ストップ!無駄なダムへの血税投入

 千葉県の水道全体で260万m3/日の保有水源があるが、この10年間では210万m3前後しか使われず、差し引き50万m3の余裕がある。県内の水道事業体に存在する「未利用水」について実態調査を行った結果、これまで合計515億円以上の税金が投入されてきたことが明らかになった。これら使われていない水はそのまま海に流されている。にもかかわらず、八ッ場ダムや霞ヶ浦導水など新たな水源確保に負担金を支出している。
           ◆    ◆

 千葉県の一人一日最大給水量の実績(上図)は年々下降線をたどり、2011年度は355リットルとなった。ところが、県が5年前に出した新予測では、2020年に392リットルと跳ね上がっている。
 一方、大阪府では実績値と予測値がほぼ一致している(下図)。この違いは、ダム計画のある千葉県と、ない大阪府の違いである。

           ◆    ◆

 千葉県では旧予測に基づいて八ッ場ダム等に参画しているが、千葉市は人口減を理由に霞ヶ浦導水からの撤退を表明した。水余りが顕著となるなか、千葉県や佐倉市も正確な水需要予測をし、おいしくて安い地下水を飲み続けたいという市民の声に応えるべきだ。

(入江あき子)  


未利用水とは…水利権を得るためにダム建設等の負担金を支出したが、利用されていない水のこと

千葉県水道
大阪府水道


避難所プロジェクト

いざというとき安心
これだけは知っておきたい!避難所運営

   東日本大震災のあと、各自治会・町内会では防災対策が進められていますが、避難所運営に関してはいかがでしょうか? 頭の中でわかっていたつもりでも、実際に起きてみると、どうしたらいいかわからなくなり、パニックに陥ってしまいます。また、想定していなかった難問題が次々と発生するものです。
 さくら・市民ネットワークでは、避難所運営がスムーズにいくよう、専門家を招いての学習会を行います。わかりやすいワークショップ形式なので、誰でも具体的なノウハウが身につきます。
 自治会・町内会関係者の方はもちろん、一般の方も大歓迎です。お気軽にお越しください。

日時: 5月26日(日)13:30〜15:30
場所: 志津コミュニティセンター大会議室
内容: @佐倉市職員による防災対策の現状説明
A講演「災害時の基礎知識と避難所運営の考え方」
講師: 浅野幸子さん
   (東日本大震災女性支援ネットワーク)

詳しくはチラシ(PDFファイル)
申込用紙はこちらをダウンロードしてください。
参加申込書(PDFファイル)
参加費: 無料 *要申込み
TEL 043-462-0618 FAX 043-489-0797
共催: 避難所運営を考える会
さくら・市民ネットワーク


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