2009年11月21日発行

学習会

知っておきたい認知症

中村春子

─ 地域で自分らしく暮らしていくために ─

認知症について講演する植松さん
認知症について講演する植松さん
認知症とは (講演より)
■誰でもなり得る一般的な病気
・物忘れ…食事の後、何を食べたかではなく、 食べたこと自体を忘れる
・見当識障害…目の前の人が誰かわからなくなる
・理解や判断力、実行機能の低下
・不安やうつ、妄想、幻覚、興奮、徘徊など
■発症を遅らせることはできる
脳の血流をよくすることが予防のポイント
・よく歩く ・人との付きあい ・料理をする ・2〜3日前の日記をつける
・旅行の計画を立てる ・囲碁、将棋など好きなことをする
周囲の心得
  驚かせない
  急がせない
  自尊心を傷つけない
「認知症」早期発見のめやす

□ 今切ったばかりなのに、電話の相手の名前を忘れる。
□ 同じことを何度も言う・問う・する。
□ しまい忘れ・置き忘れが増え、いつも探し物をしている。
□ 新しいことが覚えられない。
□ テレビ番組の内容が理解できなくなった。
□ 約束の日時や場所を間違えるようになった。
□ 慣れた道でも迷うことがある。
□ ふさぎ込んで何をするのも億劫がり、いやがる。
             など…
◆ 何より早期診断、早期治療が大事

「認知症の人と家族の会」千葉 電話相談110番

 TEL 043-204-8228 月火木土 11:00〜15:00

認知症学習会で

認知症学習会で

 11月8日、佐倉ミレニアムセンターでさくら・市民ネットワーク主催の認知症学習会を開催しました。

 10年程前、ネットで理学療法士の三好春樹さんの講演会を行った際「老いた時、痴呆(認知症)か、寝たきりか、どちらかになるとしたら、どちらがいいですか」と問われたことがあります。
 ギクッとしたまま、どちらもイヤだから答えが出ないままになっています。でも人の名前や、会話中に適切な言葉が瞬時に出てこなくなった我が身や身近な人の状態をみるにつけ、どちらもきちんと知っておくことから対処が始まると思うようになりました。
 今回、市民ネットで「認知症」について学習会を行い、多くの人の参加をいただきました。
 講師は「認知症の人と家族の会」の植松多恵子さん。この会は、認知症になっても、当事者も家族も人としての尊厳が守られ、日々の暮らしが安穏に続けられることを目的に、30年近く活動をしています。
      ◇◇
 主なポイントは、社会や地域が認知症に対して偏見を持たず正しい理解をすること。医療を含めた支援体制を作ること。住み慣れた地域でその人らしく暮らしていくためには、本人や家族の困難に思いをはせ、見守ることが必要だと強く感じました。

困った時に相談を!
地域包括支援センター

市議 五十嵐智美

 4月から市内5カ所でスタートした地域包括支援センターは、高齢者の悩みを誰でもどんなことでも相談できる窓口です。 先日、3つの包括支援センターを訪問しました。
■臼井・千代田センター  口腔ケアに重点を置いている。口の中を清潔にすることで、誤嚥による肺炎を防ぐことができる。
■志津北部センター  独り暮らしの高齢者の訪問に力を入れていく。
■志津南部センター  町内会の会館など身近な場所で予防教室を行っている。今後は認知症などテーマを絞って小規模な相談会をしていきたい。
 各センターでは、地域に密着した活動を展開しています。  他にも佐倉センター南部センターもそれぞれ特徴ある取り組みをしています。困ったことがあれば、まずは相談してみてください。





議会が変われば市政も変わる!

市議 入江あき子
11.14 八ッ場の視察で

市議 入江あき子

  「市長提案の議案を十分議論せず、追認するだけの議会はもういらない!」。財政難で住民サービスが次々とカットされるなか、どの議会も市民から厳しい視線が向けられています。今年2月、佐倉市議会は議員による働きかけ問題をきっかけに議会改革特別委員会を設置。「市民に開かれた、わかりやすい議会」「議会力アップ」をめざし、私もメンバーとして発言しています。


 まずは第一歩!

 議会改革の一つとして、今議会から一般質問のやり方が変わりました。従来の一括質問方式では、答弁が長くて再質問の時間が取れないこともしばしば。
 傍聴者からは「原稿の読み合いで緊張感がない」「だらだら答弁にうんざりする」などの声が多くあがっていました。今回から、一問一答方式も選択できるようになり、議員は持ち時間の中で何度も質問できるようになりました。「一問一答は聞いていてわかりやすい」「答弁が前より簡潔になった」など、傍聴者の感想は、全体的に好評のようです。一方、「質の低い一問一答もあった」「何を引き出したいのか、わからない」といった辛口のコメントもあり、当然ながら中味が問題となります。 
 議員一人ひとりが議場でのパフォーマンスだけではなく、日常的な活動を通じて、いかに問題解決に取り組んでいるのか、問われています。

 





















 情報公開と市民参加が キーワード

 現在、特別委員会ではインターネット中継や議案の賛否公表などについて検討中ですが、議員報酬・議員定数のあり方など、課題は山積しています。
 また、議会基本条例の制定についても話し合っているところです。2006年5月制定の北海道栗山町が先駆けとなり、これまで73の議会で条例がつくられています。これらの議会では、住民との対話集会、独自の総合計画策定など積極的な取り組みが進められています。条例制定の目的は、議会の役割を明確化し、活発な議論を行うとともに市民意見が十分反映できるしくみをつくることです。
              
 国では首相を政権政党から選びます。一方、地方では市民が首長と議員を直接選ぶ『二元代表制』を採っています。国会とは違って、本来ならば与党や野党は存在しません。だからこそ、議会は市民に対して説明する責任があり、市側と切磋琢磨しながら政策提案する力をつけることが重要です。そのための議会改革を、早急に進めていきたいと思います。



佐倉市補正予算

10月臨時議会で見直し補正が可決

11.16 千葉元気ファンドの公開プレゼンにて

市議 伊藤とし子

 8月議会(8/31〜9/30)で補正予算が否決され、無所属議員も含め、全会派が討論に立ったことは蕨市政になって初めてのことでした。無風状態だった佐倉市議会でも会派構成が変わり、緊張感のある議会運営となってきました。


 問題 おおあり!麻生内閣の置き土産

  民主党政権が見直しをかけた前政権最後の大型補正予算(総額14・7兆円)が地方に交付され、一部の事業が始まりました。
 佐倉市は8月の補正予算に、国の経済危機対策交付金8億3000万円を盛り込み、そのうち問題になったのが4億1600万円の「地域活性化経済対策臨時交付金」です。
 この交付金は21、22年度中に完了する事業に限られるなど、さまざまな制約があり、非常に使いづらいものになっています。それらの制約をクリアした不要不急の事業が数多く入れられました。内容は、議長車692万円、ふるさと広場駐車場用地7260万円、地デジ対策2000万円、草ぶえの丘事業5540万円などです。





















 必要性、緊急性より交付金獲得が目的

 特に「草ぶえの丘の電線地中化・カフェテラス建設事業」などは、具体的な計画の前に予算だけを計上しておき、詳細はあとから詰めるというイレギュラーなやり方です。
 今回の補正予算にはファミリーサポート事業、校舎耐震工事、DV被害者への定額給付金支給、女性のガン健診無料事業など評価できる内容も含まれています。しかし「議長車、ふるさと広場駐車場用地は問題である」など議会でも異議が出され、賛成少数(さくら会のみ)で否決され
ました。
 その後、補正予算を成立させるため10月臨時議会が開かれ、前述の2事業が削られただけで、賛成多数により可決されました。
 しかし、交付金を使い切りにするための無駄な事業は、この2事業だけではありません。
 このことを8月議会で指摘したにもかかわらず、見直されなかったため、市民ネットワークは再度反対しました。

議会報告会
10.20 議会報告会で、佐倉市の補正予算について説明


県民置き去り! 森田県政

議会報告会

県議 大野ひろみ

10.20 志津コミセンでの議会報告会  
 あやうし! 県民参加

 堂本知事は県民参加の手法として、タウンミーティングを数多く開き、県政に県民の声を反映させてきました。しかし、森田県政になって、タウンミーティングは激減しています。

堂本知事 2006年
84回
  2007年
78回
  2008年
58回
森田知事 2009年
6回

 森田県政が始まってまだ7カ月余りですが、それでも6回とは少なすぎます。7月以降は一度も開かれていません。
 知事は当選直後に、「居酒屋でも県民の意見は聞ける」などと発言しており、市民団体には会おうともしません。知事が選挙で唱えた「県民第一」という文字が泣いているのでは?
 また、県政のこの先10年間の基本方針を決める「千葉県総合計画」策定が今、急ピッチで進められています。こんな重要な計画作りの中にも県民参加の仕組みはなく、パブリックコメントを1回だけ募集してお茶を濁しています。    
 岐阜県では「長期構想」(総合計画と同じ)策定の際、2年かけて、中高生も参加する車座討論会などを地域ごとに何度も開きました。千葉県とは対照的
です。  
 市民ネットワークでは、千葉県の「県民置き去り」の姿勢を正すため、NPOや市民団体などに広く呼びかけて緊急集会を11月18日開催しました。

森田劇場(成田より羽田?!)
ハブ騒動
























































 あやうし! 千葉県の教育

 森田知事が一番力を入れているのが「道徳教育」と「愛国心の復活」。同じ考えを持つ人材を、教育長や教育委員に次々と登用しています。
 さらに、知事肝いりの「千葉県の教育を元気にする有識者会議」が開かれ、論議を呼んでいます。ともかくメンバーが凄い。
 タレントの藤岡弘氏は、終始一貫「武士道精神こそが教育のかなめ」と主張。日本大学の百地教授は、戦前の道徳教育「修身」の「偉人伝」を復活させようと、大真面目に論じています。世界は核軍縮時代へと動いているのに、千葉県だけが戦前へ逆戻りしていくようで恐ろしい。
 ほとんどの委員が、「今の子どもは規範に欠けている」とし、道徳心を植えつけることこそが大事と言いますが、今本当に問題なのは、子どもの貧困であり、教育格差の拡大です。親の子どもへの虐待も激増しています。
 千葉県の子どもたちが、「道徳」で幸せになるとはとても思えません。大人の価値観を一方的に押し付けるのではなく、子どもを取り巻く環境を改善する
ことに力を注ぐべきです。

 「メスを入れる!」はポーズだけ?
千葉県不正経理問題

 03年から07年までの5年間で、約30億円の不正経理が発覚しましたが、実は沼田知事時代から40年間も続いてきました。
 国からの補助金を使い切るために、カラ伝票を連発。浮いた金(公金)はプールして、予算で取れなかったパソコンや冷蔵庫を買ったり、職員の飲み食いに消えました。証拠となる伝票を手元には一切残さず、業者の帳簿で管理するという周到さ。
「徹底的にメスを入れるぞ!」と声を張り上げていた森田知事は、私たちが要求する資料を出さなかったり、不正関与が疑われる幹部職員を追求する構えも見せていません。
 私たちは議員に調査権を付与する「百条委員会」設置をめざしましたが、最大会派自民党によりボツ。知事と自民党が結託して、年内の幕引きを図っているようですが、そうはさせじ!
 今後もしっかりと調査追及していきます。


八ッ場ダム中止
2号橋をバックに。八ッ場ダム中止となってからも、
工事は着々と進められている(11/7)。

デタラメな「八ッ場ダムは必要」論をふりかざす知事連合

 市民ネットワークが17年間取り組んできた八ッ場ダム反対運動。政権交代で中止が決定的となりましたが、森田知事ら1都5県の知事たちが、「中止などとんでもない」と共同声明を発表しました。しかし、中味は間違いだらけ。以下指摘します。
カスリーン台風と同規模の 台風が来ると首都圏は大洪水 になる。だから八ッ場は必要 だ。
→カスリーン台風が来ても八 ッ場ダムの治水効果がほとん どないことを、昨年国交省自 体が認めました。河川改修が 格段に進んでいる現在、当時 よりひどい氾濫予想をする知 事連合は、非科学的です。
利根川の堤防は漏水箇所が 多く、八ッ場ダムがなければ 堤防決壊に結びつく。
→確かに、野田市付近では堤 防の老朽化が激しく、漏水箇 所がいくつもあります。しか し、それと八ッ場ダムは関係 ありません。県民の命と財産 を守るために、八ッ場ダムに注ぐお金を堤防の補強に使うべきです。



八ッ場ダム中止! 市民運動が政治を動かした

市議 入江晶子

今でこそ新聞やテレビで大々的に取り上げられるようになった八ッ場ダム。政権交代によって前原国交大臣は「建設中止」を明言しましたが、そのための具体的な手続きはこれからです。市民ネットワークは、17年前からこの問題に取り組んできました。

 議会で

 佐倉市の水道水と密接な関係がある八ッ場ダム。市は将来的な水資源確保のためにダムの建設費を負担してきました。しかし、ダム完成時に人口減少となり、必要性が失われることは、以前から明らかでした。私たちは99年から、『首都圏のダム問題を考える市民と議員の会』に参加し、専門家から多くのことを学んできました。そこで得た情報や現地調査をもとに、八ッ場ダム問題についても議会で継続して取り上げています。また、地下水採取を規制している千葉県に対しても意見書を提出してきました。

 裁判で

 2004年11月、私たち1都5県の住民は一斉に八ッ場ダム住民訴訟を提起しました。千葉県でも、住民監査請求が「棄却」され、司法に判断を求めることにしたのです。この5年間、原告側は八ッ場ダムの治水・利水面での不要性だけではなく、ダムサイトや地すべりの危険性をも立証してきました。今年6月の第20回裁判をもって結審し、12月22日に判決の予定ですが、政権交代後の情勢変化を受け、弁論再開を申し立てたところです。






















 市民運動で

 政党のマニフェストに「中止」が明記され、無駄な公共事業の象徴となった八ッ場ダム。ここに至るまでには、市民運動の粘り強い取り組みがありました。市民ネットワークも国会へのロビー活動や国交省との話し合い、各地でのイベントの開催など、数え切れない活動の中心的役割を担ってきました。
 新政権には、今なお「現地再建」という大きな課題が残されています。ダム計画によって57年間も現地の住民を翻弄してきた国の責任は重いものがあります。下流都県の住民である私たちも問題解決の道筋をしっかりと見極め、引き続き声をあげていきたいと思います。

八ッ場と佐倉の水道水
佐倉市は県条例で地下水揚水の規制地域に指定されている。現在、地盤沈下は沈静化しているが、八ッ場ダム完成と同時に地下水が65%から25%に減らされ、利根川の水に転換されてしまう。水道料金も1.5倍に跳ね上がることに!
【八ッ場ダム問題 主な活動記録】
2002.3


2003.3

2004.6


11
2005.3

2006.5
2007.2.3

2008.4



2009.3




10
八ッ場ダム問題千葉集会
佐倉市議会「千葉県環境保全条例の見直しを求める意見書」
ネット提出、採択
佐倉市議会「八ッ場ダム事業の見直しを求める意見書」
ネット提出、採択
千葉県へ住民監査請求(県民1337人) 
住民監査請求意見陳述(入江晶子)
八ッ場ダムをストップさせる千葉の会発足
千葉地裁へ住民訴訟提起(原告51人)
第1回口頭弁論、報告集会
衆議院選候補者への公開質問状送付、各政党へのロビー活動
八ッ場ダム現地見学ツアーを実施
国交省利根川水系河川整備基本計画の公聴会で公述
                    (入江晶子、中村春子)
「八ッ場ダム事業を見直し、水没予定地再生のための法整備を求める請願」のための署名活動スタート、各政党へのロビー活動
八ッ場ダム現地見学ツアーを実施
第16回口頭弁論 意見陳述(大野博美)、街宣活動
千葉県知事選候補者へ公開質問状送付
アースデーちばへ出展
第20回口頭弁論(結審)
ストップ!八ッ場ダム千葉集会
衆議院選候補者へ公開質問状送付
八ッ場ダムのウソorホント 徹底検証!緊急集会


さくら・市民ネットワークの活動

元気の種まきフェスタ まちづくりアンケートにご協力ください
10月17日、染井野の七井戸公園で、「元気の種まきフェスタ─あなたにとって住みやすい街とは?」で、さくら・市民ネットワークはまちづくりアンケートを行いました。
佐倉市では、市の施策の基本となる次期総合計画(2011〜21年)を策定中です。市民の意見を反映した計画になるよう、市民ネットでは引き続きアンケートを行っています。用紙は市民ネットのホームページからダウンロード、または事務所にありますので、お気軽にお問い合わせください。
八ッ場でバイキング
10月9日、「八ッ場でバイキング」。
パワーポイントで「八ッ場のウソ?ホント?」について、
最新情報をわかりやすく報告。
松元ヒロライブ
10月23日、「松元ヒロライブショー」で。


「松元ヒロライブショー」でヒロさんと共演!

ひしの実鈴木智子(大蛇在住)

元ニュースペーパー。現在、笑いと風刺の
政治コントで、ソロ活動。

 10月23日、さくら・市民ネットワーク主催の「松元ヒロライブショー」がありました。笑いの中に現代社会を風刺し、それから私たちができることを問いかける、とても考えさせられるショーでした。
 ヒロさんは陸上をやってこられ、その後、教師もめざしたということもあって、長時間の一人のライブを息も切らさず、突っ走る感じですすんでいきました。こんな面白い先生がいたら、学校がとても面白い場所になるのにとも思いました。
 ガンと闘いながら「命の授業」を通して、子どもたちに命の大切さを語り続けた友人の山田泉さんの話には涙があふれてきて、アンコールで、ニュース原稿を読むことになっていたので、ちゃんと読めるかドキドキでした。私の読むニュースに合わせてヒロさんが面白おかしくパントマイムで実演します。「最後は笑って帰ってもらいたい」というヒロさんの配慮からで、私は原稿しか見てなかったので、どんな感じなのかわかりませんでしたが、皆さんの笑い声が大変印象的でした。
 とても一人とは思えない、何人も舞台にいるようなパワフルなライブで、いろいろな所にきめ細かな心配りがあり笑ったり泣いたりと、あっという間の時間でした。ライブを見終えた時にはとても元気になりました。息子も「おもしろおじさんだったね」とお気に入りでした。

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