2008年3月18日第14回裁判の報告


中村春子

午前10時より進行協議
 最初に、嶋津暉之さん(現地調査や数々のデータにより八ッ場ダム建設に伴う問題を証明し、活動の柱となっている)が傍聴することの了解を中丸弁護士が裁判長に申し出た。すると、被告側弁護人の伴氏より嶋津さんが同席することへの強硬な反発があった。しかし、菅野弁護士から「代理人的存在である。実際に発言していただくこともないが、我々は同席してほしいと思っている。」と述べた。裁判長は、初めは「進行状況については代理人から説明できないのか。なぜ同席したいのかよくわからない」と言っていたが、最終的には「同席はかまわない」として、一件落着。
 次に、裁判長から双方の準備書面提出の確認があったが、伴弁護士から原告の準備書面(16)(千葉県の財政状況)について、「我々は住民訴訟をやっている。事務監査請求でやればよい。」等の発言があった。公金支出差し止め裁判なのに県財政のことを言ってなぜ悪いのか、聞いている私たちの方が意味が解らない。「従来の原告の主張の流れにのっている。陳述制限するものではない」との裁判長の一言で、二つ目も落着。
 その後、裁判長より「13名の証人申請が原告よりあったが、陳述書を出せるものは出してほしい」と要請があり、5月末までに提出することになった。出たところで証人尋問をどうするか決めるとのこと。伴弁護士は「私は尋問しないかもしれない。ああそうですかで終わるかも。国の議論をここでやるのですから、私は知らんよということです。」と発言。
また被告側は最終準備書面と原告側申請の人証調べについての意見書を提出する予定とのこと。

10時半より裁判
 被告より準備書面(17)(利水についての反論)及び乙292〜308号証が、原告より準備書面(16)(千葉県の財政状況)が提出された。また原告は人証の申出書(証人13名)を提出。
 その後、半沢勝男さんがパワーポイントを使い、準備書面に沿った解りやすい陳述をした。八ツ場ダム事業に参画することによる千葉県の負担金が巨額にのぼること、県財政の危機的状況とそれを招いた主な原因、事業から撤退することによる大幅な負担軽減などについて説明した。今回より大画面が左右に設置され、とても見やすくなり好評であった。
 裁判終了後の説明会で菅野弁護士は「被告側はこの裁判をできるだけ狭い範囲で進めたいので、裁判所に対しても今回の原告側の書面は正式に読まないでほしいなどと言ったりして、いろいろ異議を唱えている」と説明。中丸弁護士からは「証人申請の中には堂本知事も入れた。誰を採用するかは裁判所が判断する。東京は6月と7月に証人尋問を行うが、千葉はどっしり構えて大きく勝とう」と話された。

総会
 その後、八ッ場ダムをストップさせる千葉の会 第4回総会が行われ、2007年度活動報告・会計報告、2008年度活動方針・予算が承認された。

 今回の裁判もそうだが、毎回傍聴席が満席で多くの方々が注目し支援してくださることにとても感謝している。

 次回は、6月10日(火)10時半から301号法廷で行われます。傍聴よろしくお願いいたします。



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